技術職（土木） 濵地 十輝

数十メートルもある鉄構（電線が通る門のような構造物）や、大きな設備がずらりと並ぶ変電所。その土台を作るために造成やコンクリート基礎工事などを行うのが、土木の主な仕事です。実際の工事は協力会社さんが行い、エルテックス・ヨシダは計画通りに施工が進められているか等の管理を担当しています。たとえば私が担当しているのはさまざまな検査。鉄筋とか型枠の寸法が間違っていないかを測ったり、トランシット（測量機）を使って設置する位置が正しいかどうか等をチェックしています。

何もない土の状態から新しくつくっていくのが、おもしろいです。工事が進んで、広々とした土台ができあがったときの達成感は格別ですね。ただ、現場によって地盤の硬さや質が変わるので、現場に合わせた施工法が必要。また、土地を掘削する中で想定外の埋蔵物に当たったりすることも。雨が続いてコンクリートの乾きが悪く、進行が遅れるなどなかなか計画通りにはいきません。そういった予想外のことに臨機応変に対応しながら、しっかり品質と納期を守る。それができるようになるには、まだまだ経験が必要ですね。

トランシットの操作をあやまって、寸法を測り間違えてしまったことがありました。もうコンクリートを打った後に発覚したので、もういちどコンクリートを削ってやり直しになってしまいました。なんとか工期には間に合いましたが、先輩からも「ちゃんと確認しないと、みんなに迷惑をかけることになるけん」と言われて、猛省。いまは、自分だけでなく周囲の仲間にもチェックしてもらうようにしています。